【パート6】 助産師が伝えたい、退院前に知っておきたい5つの大切なこと

  • 助産師が伝えたい、退院前に知っておきたい5つの大切なこと

フォトこねこ撮影の赤ちゃん

はじめまして!小さなあなたに、会えた日

 【はじめに】

はじめての出産を迎えるママにとって、産後の生活は未知の世界。

「入院中ってどんな風に過ごすの?」「退院後、ちゃんと赤ちゃんのお世話できるかな…?」

そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

私は現役助産師として、これまで多くのママたちの産後を見守ってきました。

そして現在は、助産師としての視点を活かしながら、出張のニューボーンフォト撮影も行っています。

赤ちゃんとママにとって大切なスタートの時間を、安心して迎えられるように――。

このページでは「産後退院までにこれだけは知っておきたい」ことを、やさしく、でもしっかりお伝えしていきます。

どうぞ、ひと息つきながら読んでみてくださいね。

  • 産後すぐの入院生活ってどんな感じ?

赤ちゃん

出産を終えたあと、ママの体はフルマラソンを走りきった直後のような状態です。

でも、病室で休んでいる間にも、授乳、赤ちゃんの体重チェック、診察など「やること」は意外と多く、最初は戸惑う方も少なくありません。

一般的な産後入院中の1日の流れは、

授乳(おおよそ3時間おき)

赤ちゃんの健康チェック

ママの診察など

沐浴指導・育児指導

面会や赤ちゃんとの時間

などが中心になります。

疲れが溜まっていても、赤ちゃんのお世話でなかなかまとまった睡眠がとれず、「こんなに大変なんだ」と実感する方も多いでしょう。

でも、安心してくださいね。

この時間は、ママが赤ちゃんとの生活に慣れていくための“リハーサル期間”でもあるのです。

わからないことがあって当たり前。助産師やスタッフをどんどん頼って大丈夫です。

私自身、入院中のママたちから「これって聞いてもいいのかな?」と遠慮がちな質問をよく受けてきました。

でも、本当は“なんでも聞ける時間”でもあります。

 

遠慮せず、気になることはどんな小さなことでも聞いて、安心して退院を迎えてくださいね。

  • 退院前に聞いておきたいこと

赤ちゃんのおへそ

「お臍は、赤ちゃんのはじまりの記憶。」

― じつは、退院前に聞いておくと安心なケアのポイントがあります。

産後の入院期間は、一般的に5〜7日ほど。その間に赤ちゃんとの生活のベースが始まり、退院後の「リアルな育児」がすぐにやってきます。

退院前にしっかり確認しておきたいのが、

赤ちゃんのお世話の基本と、ママ自身の体調管理のことです。


● 赤ちゃんのお世話でよくある質問

おむつの替え方、赤ちゃんのうんちの色って?

授乳の間隔や、母乳・ミルクの量はどれくらい?

赤ちゃんの泣き方に意味はあるの?

へその緒がまだついてるけど、お風呂はどうする?

こうしたことは育児書やSNSより、今目の前にいる助産師さんに聞くのがいちばん安心です。

小さな不安の種は、退院前に少しずつ摘み取っておきましょう。

 


● ママ自身の体のことも大切に

悪露(おろ)がどのくらい続くのか

会陰や帝王切開の傷のケア

授乳中の胸の張りや痛みへの対処

気持ちの浮き沈み、涙もろさについて

「ママだから頑張らなきゃ」と思わずに、まずは自分の体の声にも耳を傾けて。

退院してからも不安や痛みが続く場合は、病院や地域の産後ケアのサポートを受けていいのです。

 


● 助産師からひとこと

私が退院前のママたちに必ず伝えているのは、

「ひとりで全部がんばらないでいいよ」ということ。

育児は、始まった瞬間から“がんばり続ける”ものではなく、

“少しずつ慣れていくもの”です。

退院までの数日間は、赤ちゃんとの時間を楽しみながら、たくさん頼る練習の期間でもあります。

わからないことは、聞いていい。迷ったら、立ち止まっていい。

 

その心の準備こそが、退院後の育児の安心につながります。

「まずはお気軽にお問い合わせください」

  • 退院後に慌てないための準備リスト

ママパパと赤ちゃん

少しの準備で、心がふっと軽くなる。

産院を出たその瞬間から、赤ちゃんとの本当の暮らしが始まります。

初めての育児は“わからないことの連続”ですが、あらかじめ準備しておけることもたくさんあります。

ここでは、赤ちゃんとママが安心して自宅で過ごすための「モノ・コト・気持ち」の準備についてご紹介します。

 


● 自宅で必要な赤ちゃんグッズ

おむつ・おしりふき

ガーゼ・哺乳瓶・粉ミルク(必要な場合)

授乳クッション・母乳パッド(必要な場合)

ベビー布団や必要に応じて ベビーベッド

ベビーソープ・保湿剤 など

赤ちゃんによって必要なアイテムは微妙に違いますが、「足りないより、足しながら揃えていく」気持ちで大丈夫です。

産後のママは買い物に出るのもひと苦労なので、あらかじめネットショップのお気に入り登録をしておくのもおすすめです。

 


● ママ自身のケア用品

産褥ショーツ・ナプキン(悪露用)

母乳パッド・乳頭ケアクリーム(必要に応じて)

水分補給の飲み物や、簡単に食べられる軽食

楽に着られる授乳対応の服

パートナーに「今の体調」を伝えるメモなど

ママの体は、まだしっかり回復していない状態です。

まずは“赤ちゃんのお世話をしながら、自分も大切にできる環境”を整えていきましょう。

【授乳服のおすすめ:パーカータイプ】

退院後すぐに始まる授乳生活。専用の授乳服でなくても、前ファスナーで開け閉めできるパーカーや羽織ものはとても便利です。特に寒い季節や、赤ちゃんの抱っこが頻繁な時期には、サッと開け閉めできて体温調整しやすいのも嬉しいポイント。実際に私自身もママとして経験し、「あってよかった」と思えるアイテムのひとつです。

“ママ目線+助産師の目線”で選んだおすすめ、ぜひ取り入れてみてくださいね。

● 産後のサポート・相談先を知っておく

産院の退院後フォローや母乳外来

地域の保健センターの保健師・助産師訪問

家事育児サポート(ファミサポ、民間サービスなど)

パパ・家族への役割シェアの相談

赤ちゃんのお世話は、ひとりでするものではありません。

誰に頼っていいか、どこに相談していいかを知っておくことが、産後の孤立を防ぐ第一歩になります。

 


● そして大切なのは「気持ちの準備」

退院して家に帰ると、「やっと我が家に赤ちゃんが来た!」という喜びと同時に、

不安や疲れがどっと押し寄せることもあります。

そんなときのために、

パートナーと“夜中の授乳対応どうする?”を話しておく

家族に「今は心身ともにとても敏感な時期」だと伝えておく

「つらくなったらこの人に話そう」と思える人を一人、決めておく

 

こうした“心の準備”も、安心して子育てを始める大きな助けになります。

 

  •  産後ママの心と体のケア

 赤ちゃんと会えた喜びに包まれながらも、ふとした瞬間に涙が出たり、理由もなく気持ちが沈んだり…。 

産後のママたちは、想像以上にデリケートな心と体の状態にあります。

それは、あなたが弱いからではありません。

大きなホルモンの変化と、生活の激変が重なって起こる、ごく自然なことなんです。

 


● 「マタニティブルー」と「産後うつ」は違うの?

産後すぐに起こる情緒不安定は、マタニティブルーと呼ばれ、約8割のママが経験するといわれています。

これは一時的なもので、数日から1週間ほどで落ち着くことがほとんどです。

でも、次のような症状が2週間以上続く場合は、**「産後うつ」**の可能性もあります。

眠れない、食欲がない

赤ちゃんがかわいいと思えない

涙が止まらない、不安や罪悪感が強い

何もする気が起きない、誰にも会いたくない

もし思い当たることがあれば、どうかひとりで抱えこまないでください。

助産師・保健師・心療内科など、話せる場所は必ずあります。

 


● ママの「体の回復」にも個人差があります

出産は、心も体もフルに使う大仕事。

でも、退院してすぐに“日常”が始まるので、ママ自身の体の回復がおろそかになりがちです。

まだお腹が張る

会陰や傷が痛む

授乳で肩や腰がつらい

尿もれ・便秘が気になる

どれも、よくあること。だけど放っておいていいものではありません。

つらいときは医療機関に相談を、そして家族にも遠慮なく伝えてくださいね。

 


● 助産師からママへ、伝えたいこと

産後のママにいちばん必要なのは、

「がんばらなくても大丈夫だよ」と、そっと言ってくれる人の存在です。

私は助産師として、ママたちがその言葉を聞いてほっと涙を流す瞬間を、何度も見てきました。

泣いてもいいし、弱音を吐いてもいい。

あなたは、赤ちゃんにとって世界でたった一人の、かけがえのない存在です。

“完璧じゃないからこそ、ちゃんと育てていける”

――そう信じて、今のあなたのままでいてくださいね。

 


 

ありがとうございます。

ここまで読んでくださった方に、やさしく寄り添いながら自然に心を動かせるよう、

ラストのセクションとなる**第5章「特別な時間を写真に残すということ」**をお届けします。 

「あなたの今を、やさしく記録しませんか?」

 

  • 特別な時間を写真に残すということ

赤ちゃんの足

お家で気取らずに

退院して間もない日々。

赤ちゃんはまだふにゃふにゃで、抱っこするのにもドキドキして、ママ自身も、まだ本調子じゃない。

それでも、そんな日々こそが、人生でいちばん尊く、愛おしい時間なのだと思います。

 


 

● いましか撮れない、赤ちゃんの姿

生まれてから1〜2週間の赤ちゃんは、

まさに“新しい命”そのもの。

くしゃっとした手足

うっすら皮がむけた小さな指

まばたきの仕草や、口を「むにゃ」と動かす顔

どれもほんの一瞬で変わってしまいます。

だからこそ、「この時期に写真を撮っておけばよかった」という声が本当に多いのです。

 


 

● 助産師だからこそ見守れる、安心の撮影

私は現役の助産師として、赤ちゃんとママの気持ちを何より大切にしながら、出張撮影を行っています。

赤ちゃんの様子を見ながら、無理なく進める

授乳やおむつ替えのタイミングにも配慮

ママの体調にも気を配り、必要があればサポートも

“記念撮影”というよりも、

家族にとっての小さなドキュメンタリーのような時間になるよう、心を込めてお撮りします。

 


 

● 「自然なままのあなたと赤ちゃん」がいちばん美しい

カメラの前で笑ったり、ポーズをとったりしなくて大丈夫。

赤ちゃんを抱っこして見つめるママの横顔や、

パパの大きな手の中で眠る赤ちゃんの姿――。

作り込まないからこそ、本当の愛情が写る。

それが、私の届けたい“ナチュラル・ニューボーンフォト”です。

 


 

● 柏市・流山市・野田市・つくばみらい市など出張対応中

赤ちゃんのいるご家庭に、私が直接伺います。

おうちの中や、光の差し込む場所で、ゆっくり撮影ができますので、体への負担も最小限。

ごきょうだいやペットと一緒の撮影も可能です。

もちろん、ママだけでのご依頼も大歓迎です。

 


 

● 最後に

育児のスタートは、誰にとっても“正解のない旅”のようなもの。

だからこそ、「あなたの歩み」を写真に残すことには、大きな意味があります。

写真を見返すたびに、

“こんなに小さかったんだね”

“よく頑張ってたな、わたし”

そう思える、優しい記録を一緒に残しませんか?

 


\お気軽にお問い合わせください/

現役助産師によるニューボーンフォト出張撮影サービス

千葉県柏市を拠点に、流山市・野田市・つくばみらい市・境町エリアも対応中

撮影のご相談・ご予約は[公式LINE][Instagram]または[ホームページお問い合わせ]から。 

 

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赤ちゃんのおへそ

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『フォトこねこ』は産科の現場で勤務する現役助産師が代表をつとめています。ママや赤ちゃんの快適な生活のために日々アンテナを張って、皆さんに役立つ情報を発信していきます。

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産科の現場で勤務している助産師だからこそ、疑問にお答えできます。

『フォトこねこ』は現役助産師ニューボーンフォト出張撮影だけでなく、ベビーケアやママケアもご提供しております。

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