陣痛が来た時は、まずはリラックス
【陣痛について】
痛みが10分間隔で起こるようになった時点で陣痛開始ですが、すぐには赤ちゃんが生まれてくるわけではありません。お産が進行するにはまだまだ時間がかかります。「陣痛スタート?」と思っても、数時間は自宅で様子を見ても大丈夫でしょう。
初産の場合は、痛みが7~5分間隔になった、もしくは痛みが強くなってきたかな?という時点で病院へ連絡しても間に合います。
経産婦さんは、初産婦さんと比べて陣痛開始から分娩完了までの時間が半分程度と言われています。どれぐらいの痛みの間隔になった時に病院へ連絡すればいいか、妊婦健診の際など前もって医師や助産師に相談されるといいでしょう。
【破水について】
「破水」は、赤ちゃんの頭と子宮の内圧に押されて、赤ちゃんが入っている袋(卵膜)が破れて中の羊水が出ることをいいます。
一度に大量の水が出ることもあれば、尿漏れのような感覚で少しずつ出ることもあります。尿漏れか区別がつかなく心配でしたら、病院に一度相談なさってみてください。
破水は、「陣痛」が始まる前に起こることがありますが、慌てる必要はありません。病院に連絡してから準備をして向かいましょう。ただし、ばい菌が入りやすい状態なので、入浴は避けてください。
【必ず早めに電話をしてほしい!異常なサイン】
以下の症状があれば、赤ちゃんがママのお腹の中で辛くなっていることがあり、緊急に処置が必要 な場合もあります(常位胎盤早期剥離 )
出血 □赤いサラサラした出血 □生理2日目のぐらい量のある出血
腹痛 □お腹がずっと硬い □痛みがおさまらず我慢ができない腹痛
胎動 □胎動がわかりにくい □いつもに比べて胎動が感じにくい、鈍い
おかしいな?と思うことや判断に困ることがあれば、病院へ連絡して相談することをおすすめします。
必ずママ本人が電話しましょう
電話は必ずママご本人がおかけください。本人以外がかけてしまうと、本人の状況がうまく伝わらないことがあります。助産師はママが話している様子でどのぐらい痛いのか、今どんな状況なのかを判断しています。パパや実母が代わりに電話をするのはNGです。また、落ち着いて状況を正確に伝えることをこころがけましょう。
電話の前に必ず診察券を手元に準備しましょう。助産師は今までの経過をカルテで確認しながら電話しています。そのため、電話の際にすぐに診察券番号を伝えられるよう、診察券を準備しておいてください。
以下のことを電話で伝えましょう。
お名前と診察券番号を伝えると、そのあとは助産師が色々聞いていきます。
よく聞かれることは
陣痛:10分間隔になった時間
破水:破水した時間、色、胎動の有無
出血:ある、なし
病院までの時間は、準備を含めて何分後に到着するかお伝えましょう。
家が遠い、送ってくれる人がいない、上の子を実家に預けてから病院へ行くなど、事情は必ず伝えてくださいね。
赤ちゃんのことも相談していただけます
陣痛・破水時の病院への電話のについて、お役に立ちましたでしょうか。
『フォトこねこ』は産科の現場で勤務する現役助産師が代表をつとめています。ママや赤ちゃんの快適な生活のために日々アンテナを張って、皆さんに役立つ情報を発信していきます。
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