陣痛・破水時の病院への連絡ガイド|港区・東京23区・一都三県のプレママ・プレパパへ
出産が近づくと、陣痛や破水がいつ始まるのか不安になるものです。特に初めての出産を控えるプレママ・プレパパ、そしてお孫さんの誕生を心待ちにしているおじいさま・おばあさまにとって、安心して出産に臨むための第一歩となります。本ガイドでは、陣痛・破水の兆候、病院への連絡タイミング、そして連絡時のポイントを詳しくご紹介します。
陣痛の兆候と見極め方
「陣痛」は、赤ちゃんを外に押し出そうと子宮が収縮するときに起こる痛みのことです。37週以降で、定期的な痛みがどんどん強くなっていくようなら「陣痛」です。定義上は、10分間間隔になった時点で陣痛開始となります。
前駆陣痛と陣痛の見分け方は、痛みの間隔と強さに注目しましょう。前駆陣痛は不規則で、痛みの間隔が一定しません。また、痛みの強さも一定せず、徐々に強くなったり弱くなったりします。一方、陣痛は定期的な間隔で痛みが強くなり、痛みの間隔が短くなっていきます。
前駆陣痛か陣痛かで悩んだら、まずはリラックスして横になって寝てみてください。前駆陣痛でしたら、いつの間にか子宮収縮が落ち着いてきて、気づけばウトウトと寝ていたりします。陣痛ですと定期的な痛みがどんどん強くなってきて、ウトウトしていても痛みのたびに目が覚めます。
病院への連絡タイミング
病院への連絡タイミングは、以下の目安を参考にしてください。
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初産婦の場合:痛みの間隔が10分になった時
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経産婦の場合:痛みの間隔が15~20分以内
ただし、前回の分娩所要時間や自宅からの距離によっては、もっと早くご連絡をいただく必要があるため、妊婦さんによって違ってきます。妊婦健診で確認してみてください。
また、ずっと張っている、休みなくずっと痛い時は緊急事態の可能性があります! すぐに連絡を!
出血の種類と対応
出血の種類によって、対応が異なります。
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茶色や赤のどろっとした出血:おしるしの可能性があります。
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ピンク色の水っぽい出血:破水を伴っているかもしれないので、病院に連絡を。
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生理の多い時と同じくらいの出血、血の塊が出る:異常な出血の可能性があります。 すぐ病院に連絡を!
これらの症状が見られた場合は、速やかに病院に連絡してください。
破水の兆候と対応
破水は、赤ちゃんの頭と子宮の内圧に押されて、赤ちゃんが入っている袋(卵膜)が破れて中の羊水が出ることをいいます。一度に大量の水が出ることもあれば、尿漏れのような感覚で少しずつ出ることもあります。
尿漏れか区別がつかなく心配でしたら、病院に一度相談なさってみてください。破水は、「陣痛」が始まる前に起こることがありますが、慌てる必要はありません。病院に連絡してから準備をして向かいましょう。ただし、ばい菌が入りやすい状態なので、入浴は避けてください。
必ず早めに電話をしてほしい!異常なサイン
以下の症状があれば、赤ちゃんがママのお腹の中で辛くなっていることがあり、緊急に処置が必要な場合もあります(常位胎盤早期剥離):
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出血:赤いサラサラした出血、生理2日目のくらい量のある出血
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腹痛:お腹がずっと硬い、痛みがおさまらず我慢ができない腹痛
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胎動:胎動がわかりにくい、いつもに比べて胎動が感じにくい、鈍い
おかしいな?と思うことや判断に困ることがあれば、病院へ連絡して相談することをおすすめします。
病院への電話のかけ方
電話は必ずママご本人がおかけください。本人以外がかけてしまうと、本人の状況がうまく伝わらないことがあります。助産師はママが話している様子でどのぐらい痛いのか、今どんな状況なのかを判断しています。パパや実母が代わりに電話をするのはNGです。
また、落ち着いて状況を正確に伝えることをこころがけましょう。
以下は、陣痛時の電話の仕方の例です。ご参考になさってください。
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「こねこ」です。(氏名)
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診察券の登録番号は「222」です(ID番号)
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陣痛が来たみたいです。(簡単に)
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8分間隔で、腰が痛いです。破水はしてなくて、出血は少しだけしています。胎動はしっかりあります。(詳しい状況)
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柏にいます。上の子を実母に迎えにきてもらってから向かいます。到着は25分後くらいになります。(現在いる所 病院までの所要時間)
電話の前に必ず診察券を手元に準備しましょう。助産師は今までの経過をカルテで確認しながら電話しています。そのため、電話の際にすぐに診察券番号を伝えられるよう、診察券を準備しておいてください。
病院に行くタイミングの目安
病院にいつ行けばいいのか迷った時は、下記の3つのポイントをチェック!すべてチェックがついたら、自宅で少し様子をみても大丈夫でしょう。
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陣痛のような「お腹の張り」は不規則
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出血はあるけど、生理のピーク時よりは少ない
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胎動があり、赤ちゃんが元気に動いている
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